
こんにちは!
もとす・ファミリー歯科 院長の若松諒です。
今回はラバーダム防湿についての投稿になります。
ラバーダム防湿(ラバーダムぼうしつ)とは、歯科治療中に治療部位を唾液や湿気から隔離するためのゴム製シートを使った方法です。英語では「Rubber Dam Isolation」と呼ばれます。
✅ 主な目的
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無菌的な治療環境の確保(とくに根管治療や接着処置で重要)
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唾液や血液の混入を防ぐ
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器具・薬剤の誤飲防止
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治療部位を明瞭に保つ
🦷 使用される場面
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根管治療(根の治療)
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接着性の高いレジン修復(虫歯治療など)
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歯のホワイトニング
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セメント合着時
📌 使用方法
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ラバーダムシート(ゴムのシート)に治療する歯の位置に穴を開ける。
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歯に**クランプ(固定具)**を装着し、ラバーダムを安定させる。
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必要に応じてフレームでシートを広げ、唇や頬をよける。
💡 メリット
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治療の成功率が向上
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治療中の快適性が増す
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時間短縮になる場合も
⚠️ デメリットや注意点
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装着に少し時間がかかる
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患者によっては違和感を感じることもある
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すべての症例に使えるわけではない(例:部分的な歯の欠損など)
当院では根管治療、CR修復の際にラバーダムを使用しています。 唾液の侵入を防ぐことで治療の予後を良くする方法です。 ※鼻づまりなど口呼吸でないと苦しい方には別の方法で防湿をします。 より精密な治療を受けたい方、根管治療をどこで受けるか悩まれている方は是非ご連絡お待ちしております。