
こんばんは!
もとす・ファミリー歯科 院長の若松諒です。
今回は、歯ぎしり、食いしばりについての投稿です!
歯ぎしり・食いしばりは、歯や顎に強い力をかける癖(ブラキシズム)を指しますが、少し性質が異なります。
1. 歯ぎしり(グラインディング)
-
主に寝ている間に、上下の歯をギリギリとすり合わせる動き。
-
自覚しづらく、家族に指摘されて気づくことも多い。
-
歯の摩耗、ヒビ、知覚過敏、顎関節症の原因になる。
2. 食いしばり(クレンチング)
-
上下の歯を強く噛みしめる状態で、動きはほとんどなく力がかかり続ける。
-
日中の集中時やストレス時にも起こることが多い。
-
噛み合わせの筋肉が常に緊張し、顎やこめかみの痛み、頭痛、肩こりの原因になる。
主な原因
-
精神的ストレス
-
噛み合わせの不調和
-
睡眠時の姿勢や呼吸状態
-
習慣や癖(無意識の行動)
放置すると起こる影響
-
歯の摩耗・欠け・破折
-
知覚過敏
-
顎関節症(口の開けづらさや痛み)
-
顔の輪郭の変化(咬筋の肥大)
歯科での対応
-
**ナイトガード(マウスピース)**で就寝時に歯を保護
-
噛み合わせの調整
-
筋肉や顎関節への負担軽減指導
-
ストレスマネジメントや生活習慣の改善アドバイス
検診で通われている患者さんにも、歯ぎしりや食いしばりをしている跡がよく見られます。
今後も食事を楽しんでいただく為にも、歯を守る為にマウスピースの使用がオススメです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!