
こんにちは。
もとす・ファミリー歯科 院長の若松諒です。
今回は当院ではインプラント処置の際に、ガイドを使用しています。
インプラントに用いる「ガイド」とは、インプラント手術時に人工歯根(インプラント体)を正確な位置・角度・深さに埋入するための補助装置のことを指します。正式には「サージカルガイド(手術用ガイド)」や「インプラントガイド」と呼ばれます。
✅ ガイドの役割
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適切な位置への埋入:歯の噛み合わせや骨の状態に応じて、理想的な位置にインプラントを入れるため。
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神経や隣接歯への損傷予防:下顎管(神経)や隣の歯根など重要構造物を避けられます。
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手術の正確性向上:計画通りの深さ・角度でドリリングができる。
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手術時間の短縮と安全性の向上:無駄な調整が少なくなります。
🔧 作成方法(一般的な流れ)
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CT撮影
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患者さんの顎の骨の状態を三次元的に確認。
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口腔内スキャンまたは石膏模型の作製
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歯の位置や噛み合わせを再現。
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コンピュータ上でインプラントの位置をシミュレーション
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専用ソフトで最適な位置・角度・深さを設計。
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3Dプリンターなどでガイドを作製
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透明な樹脂で作られることが多い。
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🧩 種類
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歯支持型ガイド:残っている歯にガイドを支えるタイプ(最も精度が高い)。
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粘膜支持型ガイド:無歯顎(歯がない)の場合、歯茎に乗せて使うタイプ。
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骨支持型ガイド:骨に直接固定して使うタイプ。外科処置が大きくなります。
🩺 メリットと注意点
メリット | 注意点 |
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精密な位置決めが可能 | CTやガイド作製の費用がかかることがある |
外科的リスクを減らせる | 骨の状態が変わっていると誤差が出ることも |
より短時間での手術が可能 | ガイドの装着が不安定な場合もある |
インプラント処置に不安な方は是非、ご連絡お待ちしています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。