こんにちは!
もとす・ファミリー歯科院長の若松諒です。
今回は大臼歯にあるMB2という根管についての投稿です。
大臼歯の MB2(エムビーツー) とは、上顎大臼歯(特に上顎第一大臼歯)に存在することが多い“追加の根管” のことです。根管治療では非常に重要なポイントになります。
🔍 MB2とは?
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MB(Mesio-Buccal)=近心頬側根 にある根管の一つ
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MB根には通常 MB1 と呼ばれる根管がありますが、その近くにもう1本、追加で存在することがある根管が MB2
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上顎第一大臼歯では 60〜90%の確率で存在するとされる、かなり高頻度な根管
🦷 なぜMB2が重要なの?
✔ 見つけにくい
MB2は非常に細く、曲がっていることも多いため
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肉眼では見つけにくい
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見逃されやすい根管です
✔ 見逃すと再発の原因に
MB2が処置されずに汚染されたままだと
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根尖病変の残存・再発
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しみる / 痛む / 噛むと痛い
などの原因になります。
🔬 どうやってMB2を見つけるの?
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歯科用マイクロスコープ(顕微鏡)
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CBCT(歯科用3Dレントゲン)
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超音波チップによる探索
これらを使うことで、高確率でMB2を発見・処置できます。
🧑⚕️ まとめ
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MB2は 上顎大臼歯に高確率で存在する追加の根管
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見つけにくいけれど重要
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マイクロスコープでの根管治療では特に重視される部位
当院では自費の根管治療にも対応しております。
歯の痛みが続く、腫れが引かないなどお困りの方はお気軽にスタッフまでお問い合わせください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。