
こんにちは!
もとす・ファミリー歯科 院長の若松諒です。
今回は被せ物の精度を上げるためにできることについての投稿になります。
歯の被せ物(クラウンやインレー)の精度は、見た目・適合性・長持ちに直結するため、歯科医院側の取り組みがとても重要です。主に「診断・準備・型取り・製作・装着」の各ステップで精度を高める工夫があります。
① 精密な診断と治療計画
- 拡大視野での診査(例:歯科用マイクロスコープ)
- 噛み合わせや歯周状態の評価
→ 不適合の原因を事前に排除
② 適切な支台歯形成(歯の削り方)
- 均一な削除量・滑らかな形成
- マージン(境目)を明確に設定
→ 技工物がぴったり合う土台を作る
③ 防湿の徹底
- 唾液や血液の混入を防ぐために
→ ラバーダム防湿 の使用
→ 接着力・型取り精度が大幅に向上
④ 高精度な型取り
- シリコン印象材の使用(変形が少ない)
- 歯肉圧排(歯ぐきを少し広げる処置)で境目を明確化
- 近年は
→ 口腔内スキャナー によるデジタル印象
→ 従来より精密で再現性が高い
⑤ 技工物の質の向上
- 熟練した歯科技工士との連携
- CAD/CAMシステムの活用
- 材料選択(セラミック・ジルコニアなど)
→ 適合性と耐久性が向上
⑥ 仮歯の精度
- 精密な仮歯で歯ぐきの形を整える
→ 最終補綴のフィットに影響
⑦ 装着時のチェック
- 適合・接触・噛み合わせの細かい調整
- 拡大視野での最終確認
→ わずかなズレも見逃さない
⑧ 接着操作の徹底
- 接着面の清掃・乾燥
- 適切な接着材の選択と操作
→ 長期安定性に直結
まとめ
歯の被せ物の精度は
「環境(防湿)× 技術(形成・型取り)× 設備(スキャナー等)× 技工連携」
で大きく左右されます。
当院では型取りの際に、粘土やシリコン、機械など様々な種類を使用したり、技工士との連携をして被せ物の精度工場に務めております。
上記に書いたように、一番大事なのは長持ちするかの診査、診断だと思います。
せっかく歯を削るなら長持ちしてほしい。
そのためにも今後も診療を改良していきながら、患者さんに良い医療を届けていきたいと考えています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!