
こんにちは!
もとす・ファミリー歯科院長の若松諒です。
最近は雨が続いて少し肌寒くなってきましたね。
夕暮れの色が綺麗で秋らしさを感じています。
今回は被せ物との間に虫歯ができたらどうするのか、、についての投稿です。
被せ物の下・境目に虫歯ができることがあります
これは一般に二次う蝕(再発う蝕・二次カリエス)と呼ばれます。
被せ物そのものが虫歯になるわけではなく、主に被せ物と自分の歯との境目から虫歯が進行します。被せ物と歯の境界は、セメントの劣化やわずかな隙間などによって、再び虫歯が発生するリスクのある場所です。
なぜ虫歯ができるの?
主な原因は次のようなものです。
① 被せ物と歯の境目にプラークが溜まる
特に歯ぐきとの境目は歯ブラシが届きにくく、プラークが残りやすい場所です。
↓
細菌が糖を利用して酸を作る
↓
歯の境目が脱灰する
↓
虫歯が進行する
② 被せ物と歯の間に隙間ができる

86401fe19d2b11f1a685.dcm
時間の経過によるセメントの劣化、被せ物の適合状態、歯の変化などによって境目に微小な隙間が生じることがあります。
そこに細菌が入り込むことで、二次う蝕につながることがあります。
③ 虫歯になりやすい口腔環境
- 歯磨きが不十分
- 間食や糖分の摂取回数が多い
- 唾液量が少ない
- もともと虫歯のリスクが高い
- 歯ぐきが下がって歯の根が露出している
なども関係します。
つまり、「被せ物を入れたから虫歯にならない」というわけではありません。
では、できてしまったらどうする?
重要なのは、虫歯の大きさ・場所・被せ物の状態・歯の残り方によって治療方法が変わることです。
① 小さい虫歯の場合
虫歯が被せ物の境目の一部分に限局していて、被せ物自体の状態が良ければ、
虫歯を除去 → コンポジットレジンなどで部分的に修復
という「修理」で対応できる場合があります。
必ずしも毎回、被せ物を全部外して作り直す必要があるわけではありません。欠損が限局している場合には、部分的な修復を検討する考え方があります。
② 虫歯が大きい・被せ物の適合が悪い場合
この場合は、
被せ物を外す
↓
虫歯を除去
↓
歯がどれくらい残っているか確認
↓
必要な処置を行う
↓
新しい被せ物を作る
という流れになります。
特に被せ物の境目全体に問題がある場合や、被せ物の中まで虫歯が広がっている場合は、被せ物を新しく作り直すことが多くなります。
③ 虫歯が神経まで達している場合
虫歯が深く、歯髄まで感染している場合には、
根管治療(いわゆる神経の治療)
が必要になることがあります。
その後、歯を補強して新しい被せ物を作ります。
歯科医師として特に重要なのは「被せ物を外すかどうか」
ここは非常に大切です。
単純に、
「虫歯がある=被せ物を全部外す」
ではありません。
レントゲン、口腔内診査、被せ物の適合状態、虫歯の進行範囲などを確認して、
「歯をできるだけ残しながら、虫歯を確実に管理できる方法は何か」
を考えます。
何事も予防と早期発見が大事で。
マウスピースの着用も効果的です。
気になるかたはスタッフまでお問い合わせください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
監修 もとす・ファミリー歯科院長 若松諒